アジア風俗

シンガポール　ゲイラン編２へ戻る

ゲイラン編の最後は立ちんぼです

以前は、通り(=ロロン)で人種が決まっており、中国通り、タ
イ通り、ネシア通りがあったようです

「ロロン」はタイで言うところの「ソイ」のことで、ロロン19
とか、ロロン8と言います


(ゲイラン地図)

ですが、2010年9月某日19時～22時頃に私が訪問したとき、上
記のような立ちんぼ天国は消滅していました

全盛期は20-50SG$(1300-3250円)+10SG$(650円)程度の連れ込み
ホテル代で楽しめた立ちんぼサンたちですが、まったくいませ
んでした

2ちゃんを読んでいると、いまでも深夜1-3時頃になると出現す
るとありますが、私は未確認のため、よくわかりません

ただし、一度だけ立ちんぼをゲイランで見ました

その異様な光景を、私は一生忘れることはないでしょう


ゲイランにたくさんの置屋があることは前述の通りですが、レ
ベルが高いといわれている立ちんぼを確認したく、私は毎夜ゲ
イランをパトロールしていました

ただホテルをオーチャードロードという繁華街のほうにとって
いたので、ゲイランまでは電車で30分、タクシーでも20-30分(
渋滞がひどい)かかるうえ、あの高温多湿な環境下では、あま
り長くパトロールできない事情があり、ほとんど無駄足となっ
てしまっていました

その夜もゲイランを徘徊していて、ロロンとロロンの間の薄暗
い小道を入っていくと、ボロボロのマンションの駐車場？のよ
うなところに異常な人だかりが出来ているのを見かけました

そこに入るには、低い柵を越える必要があったのですが、他の
人は平気で越えていってたので、私もそれに倣いました

近づいていくと、なにやら物凄い悪臭がします
そこは、ほとんど真っ暗な駐車場に50人を越えるインド系の男
たちが集まり、一点に集中していました

この臭いは、香辛料の入り混じったインド系の人間の体臭だと
気づきました

彼らが注視しているのは、マンション階段横の壁にもたれかか
った一人の女性でした

その女性の部分だけ、少し蛍光灯の明かりがさしていました

彼女は汚い身なりをしており、肌も髪もボロボロで清潔感のな
い感じでした

年齢は・・・25歳くらいでしょうか？

インドネシア人のような容姿をしていて、肌が黒い

50人の男たちからじっと見つめられ、なにやら反抗的な目つき
でうつむいている彼女が立ちんぼなのか、なんなのか判断でき
ずにいると、一人の男が彼女に近づいていきます

一斉にその男に目が注がれますが、なにやら小声で一言二言話
すと、男は引き下がってしまいました

ここはリスクをとるポイントと決めた私は、ツカツカと前に出
て、彼女に話しかけました

ユー、ハウマッチ？(アンタ、いくら？)

・・フォーティ(40SG$=2600円)

ひどい訛りです

タイやフィリピン、ベトナムではなく、やはりネシアなのだろ
うか？

近くで見ると、彼女はさらにひどい身なりをしていました

肌も荒れていて、髪は乱れています

顔立ちはキレイですが、カラダはガリガリに痩せています

薬物中毒なのかもしれません

私は価格に納得がいかないという風な表情をして、引き下がり
ました

この女性と寝る気はおこりません

すると、階段から音がして1組の男女が降りてきました

男はそのまま通りのほうに出て行き、女は、さっきの女性の隣
に並びます

容貌や身なりは似たような感じで、清潔感なく、ボロボロ、安
インバイ然とした服を着ています

なるほど、ここで話をして価格が決定すれば、そのまま上のヤ
リ部屋へ上がって「お買い上げ」するシステムなんだなと妙に
納得して、体臭のキツイインド人集団から一歩離れてタバコに
火をつけた、その時でした

一台のワンボックス車が駐車場に入ってきました

それを見た瞬間、2名のインバイは猛ダッシュで階段を上がっ
ていきました

ワンボックスから2名の男が降りてきます

シンガポリアンのような風体ですが、警察の制服姿とかではあ
りません

男たちは私やインド人ギャラリーには目もくれず、階段を上が
っていきます

・・何者？

私はすぐに階段の下に(さっきの不潔インバイの立っていた場
所)行き、上を見上げると、二名の男がどこかのドアをドンド
ンとノックしています

違法売春を取り締まりに来た警察なのかもしれないし、上納金
を集金にきたシンガヤクザ(そんなのいるのか？)かもしれませ
ん

気づくとギャラリーは1/3くらいに減っています

コトの顛末を確認したかったが、ヘタに連行されて取調べられ
るとメンドくさいため、私もその場を離れました


あれはいったいなんだったのか？

ゲイランの不思議な出来事でした

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